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503を出したあとの実測:登録済みが41から111ページに増えた

2026年10月26日 / フジケン

2026年8月27日から9月5日までの表示回数の推移を示す折れ線グラフ。9月1日の42が9月5日の426まで増えている
図1:方言サイト単体の表示回数(日別・2026年8月27日〜9月5日)。9月1日の42から9月5日の426まで増えました

運営している方言のクイズサイトで、2026年8月から9月にかけてサーバーエラー(503)が出ていました。「検索順位に響いたのでは」と気になったので、Search Consoleの数字を並べて確かめました。確認日は2026年9月8日です。

先に結論です。Googlebotが記録した5xxは、期間中ずっと11件のまま増えませんでした(9月6日時点)。そして修正後、登録済みページは41から111に増え(9月8日時点)、表示回数は9月1日の42から9月5日の426になりました。ただし、同じ日に複数の対処を一度にやったため、何が効いたのかは切り分けられていません。ここまでを、表と一緒に書きます。

1. Googleは503をどう扱うと言っているか

書く前に、検索で出てくる解説を開いて読みました(2026年10月25日)。Googleの公式ドキュメントでは、5xxを返すURLからのコンテンツは無視され、クロールは一時的に遅くなると説明されています。サーバーが正常な応答(2xx)に戻れば、クロール頻度は徐々に戻るとも書かれていました。日数の目安は載っていません。

別の解説記事では、Googleの担当者が「長期間503を返すとクロール頻度が下がるが、ときどき10〜15分程度なら問題ない」と話したと紹介されています。こちらも「長期」が何日かは決まっていません。手本にした記事には自サイトの数字がなく、「何日なら大丈夫か」は誰も言い切れていない、というのが読んだ感触です。そこで、自分のサイトで起きたことを、数字のまま残すことにしました。

2. Googlebotが記録した5xxは増えていなかった

まず、Googlebotが実際にエラーを踏んだ件数です。9月8日に、クロールの統計情報(期間は8月4日〜9月6日)を開いて確認しました。

表1:Googlebotが記録した5xxとクロール(Search Console・期間2026年8月4日〜9月6日・9月8日に確認)
指標9月1日までの値9月6日までの値
クロールリクエスト総数1,9102,210
平均応答時間146ms152ms
サーバーエラー(5xx)11件11件(増減なし)

5xxは11件のままで、新しいエラーは9月2日〜6日に1件も記録されていません。11件はすべて8月5日・12日・15日のもので、最後は8月15日でした。サイト側で503が出ていたとしても、Googlebotがそれを踏んだ記録は、Search Console上には残っていません。「ホスト別のステータス」も、7つのホストすべてで問題なしでした。

注意点があります。これは「Googlebotが記録したもの」だけです。人が開いたときに503が出ていたかどうかとは別の話で、ここでは測れていません。

3. クロール数は9月3日に跳ねた

次に、Googlebotの来訪回数です。8月16日から9月1日(確認日は9月8日)までは、16、14、7、6と少しずつ減っていました。

表2:クロールリクエストの日別(Search Console「クロールの統計情報」のチャートで確認)
日クロール数
9月1日6
9月2日40
9月3日(キャッシュ設定の修正・サイトマップ再送信・修正の検証を同日に実施)183
9月4日55
9月5日4
9月6日26

9月3日だけ183と、桁が変わっています。ただ、この日は「キャッシュ設定の修正」「サイトマップの再送信」「修正の検証」「インデックス登録のリクエスト」を全部同じ日(9月3日)に打っています。9月5日にはまた4に戻っているので、ならしてみると水準が上がったとまでは言えません。

4. 登録済みページは41から111へ

インデックス作成レポートでは、いちばん大きな変化がありました。

9月3日と9月8日の、登録済みページ数と未登録ページ数を比べた棒グラフ。登録済みが41から111、未登録が78から8
図2:方言サイト単体のプロパティ。緑の棒が登録済み(41→111)、赤の棒が未登録(78→8)。左が9月3日、右が9月8日
表3:インデックス作成レポート(ドメイン全体と、方言サイト単体のプロパティ)
指標9月3日時点9月8日時点
ドメイン全体:登録済み91189
ドメイン全体:未登録10128
「検出:インデックス未登録」80件0件(検証は「合格」)
方言サイト単体:登録済み/未登録41/78111/8

「検出:インデックス未登録」の80件は、9月3日に「修正を検証」を始めた結果、9月8日には0件で「合格」になっていました。ドメイン全体でも、登録済みは91から189に増えています。5xxを理由に除外されたページは、どちらの時点でもゼロでした。いつ「合格」になったのかは、画面に日付が出ておらず取れていません。

5. 表示回数は10倍になった

最後に、検索結果での表示回数です。方言サイト単体のプロパティで、日別に見ました。

表4:方言サイト単体の表示回数とクリック(2026年8月27日〜9月5日・9月8日に確認)
日表示回数クリック
8/271010
8/28733
8/29790
8/30512
8/31753
9/1422
9/2482
9/313710
9/434820
9/542613

9月1日の42に対して、9月5日は426で、約10倍です。8月19日にあった336というそれまでの最高も超えました。2026年8月2日〜9月5日の合計は、クリック160、表示3,860、CTR4.1%、平均掲載順位10.4でした。

6. 何が効いたのかは分かっていない

ここは正直に書きます。回復の原因を、503の解消だと言い切ることはできません。理由は3つあります。

もう1つ、副産物がありました。「DNSエラー」が10件あり、すべて同じドメインの「www」付きのアドレスでした。503とは別の問題で、wwwが引けていなかったのが原因と考えられます。エラー一覧を見ていなければ気づけなかったので、5xxだけでなく、同じ画面のほかの項目も一緒に見るのはおすすめです。

あとから振り返れるように、次からは修正の日にやったことを1つずつ日付つきで残します。

まとめ

次の1アクションとして、自分のサイトの「クロールの統計情報」を開き、5xxの件数と最後に出た日付を控えてください。数字が残っていれば、次に何かあったときに比べられます。

ほかにも、自分で運営して測った記録を書いています。Search Consoleのクエリ表が見えなかった日や、Qiita記事を19本書いた実測もどうぞ。

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