「検出 - インデックス未登録」80件が0件になるまでの記録(実測)
僕が個人で運営している方言クイズのサイトで、Search Consoleの「検出 - インデックス未登録」が80件たまっていました。Googleはページの存在を知っているのに、一度も見に来ていない状態です。2026年9月3日に、この80件を全部書き出して原因を調べ、手当てをしました。
先に結論です。9月9日に確認したとき、80件は0件になっていました。手当ては「内部リンクを足す」と「登録リクエストを送る」の2つです。登録リクエストは、1日で69件送っても上限の表示は出ませんでした。一方で、効いたと思って見ていた指標は最後まで動かず、何が効いたのかは切り分けられていません。その分からなさも含めて書きます。
1. 解説記事を3本開いて、足りなかったもの
書く前に、このテーマで検索して上位に出てきた記事を3本、本文まで開きました(2026年10月31日)。Googleの公式ヘルプ「ページのインデックス登録レポート」、SEOの用語解説記事、個人ブログの運営者による解説記事です。
- Googleの公式ヘルプは、このラベルを「検出はしたが、まだクロールしていない」状態だと説明しています。サイトへの負荷を避けるために、クロールを後に回した場合が多いという書き方です。
- 用語解説の記事は、冒頭に要点の箇条書きを置き、未登録の理由を一覧表にしていました。結論を最初に出す並べ方は、この記事でも使っています。
- 個人ブログの記事は、自分のサイトの全ページを調べた数字を載せていて、対処として内部リンクの強化を挙げていました。登録リクエストは「1日10〜20件程度で上限の表示が出る」と書かれていましたが、出典は示されていませんでした。
3本とも、たまった未登録が「何件から何件になったか」を、日付つきで追った記録はありませんでした。そこを、自分のサイトの数字で埋めます。
2. 80件を全部書き出した内訳
Search Consoleの「ページのインデックス登録」で、「検出 - インデックス未登録」の一覧を100行表示にして全件を書き出しました。対象はドメイン全体(サブドメインを含む)です。80件とも「前回のクロール」は空欄でした。
| ページの種類 | 件数 | メモ |
|---|---|---|
| 方言の変換ページ(地域別) | 30 | 35ページ中30ページ(9/3実測) |
| 方言のクイズページ(地域別) | 29 | 35ページ中29ページ(9/3実測) |
| 方言サイトの記事 | 6 | 9/3実測 |
| 方言サイトのツール・案内ページ | 6 | 診断・比較・免責など(9/3実測) |
| 変換ページの一覧(親ページ) | 1 | 30ページの親が未登録(9/3実測) |
| 資格の練習サイト | 6 | 9/3実測 |
| ポータル | 2 | お問い合わせ・紹介ページ(9/3実測) |
| 合計 | 80 | 全件「前回のクロール」が空欄 |
80件のうち59件は、方言サイトの「地域別の変換ページ」と「地域別のクイズページ」でした。同じ作りのページが35地域ずつあり、その大半がまとめて見に来てもらえていなかったことになります。
念のため、ほかの原因も先に潰しました。サイトマップの105件は、すべて本番で正常に表示されることを確認しています。robots.txtは、この80件を塞いでいませんでした。サーバーエラーによる除外も0件でした(いずれも9月3日に確認)。
3. 原因:Googleが「参照元ページ」を1つも知らなかった
Search ConsoleのURL検査で、未登録だった変換ページを2つ調べました。どちらも「参照元ページ」の欄に「検出されませんでした」と出ていました。Googleはサイトマップでページを知っただけで、ほかのページからのリンクを1本も見つけていない、という表示です。
そこで、本番のページを全部取得して、サイト内のリンクを数えました。数えたのは「すでにインデックスに載っているページから、何本リンクを受けているか」です。Googleが実際にたどれる道の数にあたります。
- 変換ページ30件:受けているリンクは平均0.5本で、30件中17件は0本でした。
- クイズページ29件:平均1.9本で、最も少ないページはクイズの一覧からの1本だけでした。
- 変換ページの一覧(親ページ):その親ページ自体が未登録でした。未登録の親の下に、30ページがぶら下がっていたことになります。
ただし、これだけでは説明できないページもありました。ツール系の5ページは、もともとインデックス済みのページから平均21本のリンクを受けていたのに、一度もクロールされていませんでした。このころのクロールは、ドメイン全体で1日6〜16回でした(Search Consoleのクロールの統計情報・9月3日確認)。リンクの数ではなく、そもそもクロールの回数が足りていなかった可能性があります(推定)。
4. やったこと:内部リンクと登録リクエスト69件
9月3日と4日の2日間で、次の手を打ちました。
- 方言35地域の索引を作り、トップと記事一覧に置いた。変換とクイズで計70本のリンクです。
- 記事の下に「この記事に出てくる方言を試す」を足した。記事が扱う地域の変換・クイズへ、最大8件のリンクが出るようにしました。
- Search Consoleで「修正を検証」を始め、サイトマップを送り直した(9月3日)。
- 80件すべてに、URL検査から登録リクエストを送った。9月3日に4件、9月4日に残り76件を処理しました。
内部リンクを足した結果、インデックス済みページから受けるリンクは次のように増えました。
登録リクエストは、送る前に1件ずつURL検査をかけました。9月4日に処理した76件のうち、7件は前日から1日のうちに登録済みに変わっていたので、送らずに飛ばしています。
| 項目 | 件数 |
|---|---|
| 処理した件数 | 76(9/4実測) |
| 登録リクエストを送った | 69(すべて「優先クロールキューに追加しました」を確認) |
| すでに登録済みで飛ばした | 7(資格の練習サイト6・クイズ1) |
| 一時的な送信エラー | 4(4件とも再試行1回で成功) |
69件送っても、上限に達したという表示は出ませんでした。途中で4件、「送信中に問題が発生しました」というエラーが出ました。これを上限と思い込んで止めていたら、残りは翌日以降に回していたはずです。4件とも、もう1回押すだけで通りました。上限の件数は時期やサイトで変わる可能性があるので、この数字は「このサイトで、この日はこうだった」という記録として読んでください。
5. 6日後の結果:80件が0件に
9月9日にSearch Consoleを開くと、数字は次のようになっていました(レポートの最終更新日は9月4日)。
| 指標 | 9月3日 | 9月9日 |
|---|---|---|
| 検出 - インデックス未登録 | 80 | 0(9/9実測) |
| インデックス登録済みのページ数 | 91 | 189(9/9実測) |
| 「修正を検証」 | 開始 | 合格(9月5日付) |
登録済みのページは91から189へ、98ページ増えました。未登録として残ったのは28件で、内訳はリダイレクト11件、noindex 9件、404が3件、正しいcanonicalがある代替ページ2件、robots.txtでのブロック1件、クロール済み・未登録2件でした(9月9日実測)。どれも意図して外しているか、別の理由のものです。
404の3件は、9月16日に中身を調べました。2件は、本文の文字列をGoogleがURLと読み違えたもので、該当するリンクはサイトのどこにもありませんでした。残り1件は、配信サービスのメールアドレス保護の仕組みが使う、もともと404を返すアドレスでした。どれも直す必要はありませんでした。
6. 分かっていないこと
いちばん正直に書いておきたいのは、ここです。
手当ての前に「これが変われば内部リンクが効いた証拠だ」と決めていた指標がありました。URL検査の「参照元ページ」です。ところが、変換ページの代表として見ていた1ページは、9月9日にはインデックスに載っていたのに、「参照元ページ」は「検出されませんでした」のままでした。9月16日に見ても同じでした。
そのページの「前回のクロール」は9月3日で、ちょうど登録リクエストを送った日です。なので、このページについては、内部リンクより登録リクエストのほうが直接効いた可能性が高いと見ています(推定)。一方で、変換ページの親(一覧ページ)は9月4日の時点で「参照元ページ」にトップとクイズの一覧が表示されるようになっていて、内部リンクをGoogleが認識し始めた形跡もありました。
内部リンク、登録リクエスト、修正の検証、サイトマップの再送信を2日間でまとめてやったので、どれがどれだけ効いたのかは切り分けられません。立ち上げたばかりのサイトなので、何もしなくても時間がたてば載っていった可能性も残ります。同じ時期のサーバーエラーと検索の表示回数の動きは、503を出したあとの実測に書きました。
7. 同じ状態の人に伝えたいこと
- まず全件を書き出して、種類ごとに数える。80件と聞くとばらばらに見えますが、分けてみると59件が同じ作りのページでした。原因の当たりがつけやすくなります。
- URL検査で「参照元ページ」を見る。「検出されませんでした」なら、そのページはサイトマップでしか知られていません。インデックス済みのページから、何本リンクが届いているかを数えると、手を入れる場所がはっきりします。
- 登録リクエストは、送る前にURL検査を1回かける。前日から登録済みに変わっているページがあります。僕の場合は76件中7件でした。
- 送信エラーが出ても、1回は再試行する。上限の表示とは限りません。
- 効いたかどうかの指標を1つに絞りすぎない。結果(インデックス登録)が先に出て、見ていた指標が動かないこともありました。
まとめ
- 2026年9月3日に80件あった「検出 - インデックス未登録」は、9月9日の確認で0件になり、登録済みのページは91から189に増えました
- 原因の中心は、インデックス済みのページから届く内部リンクの少なさでした。変換ページ30件の平均は0.5本でした
- 登録リクエストは9月4日に69件送り、上限の表示は出ませんでした。4件のエラーは再試行で通りました
- 何が効いたのかは切り分けられていません。「参照元ページ」の表示は、インデックスに載ったあとも変わりませんでした
次の1アクションとして、自分のサイトのSearch Consoleで「検出 - インデックス未登録」を開き、一覧を書き出して、ページの種類ごとに数えてみてください。何件が同じ種類かが分かるだけで、手を入れる場所が決まります。
ほかにも、自分で運営して測った記録を書いています。Search Consoleのクエリ表が見えなかった日もどうぞ。